モアについて
ニュージーランドを訪れる人たちのなかには、この国の自然、特に、この国にしか生息しない独特の動物たちとの出会いを求めて訪れる人も少なくありません。ニュージーランドは南太平洋に浮かぶ島国であることから、ほかの大陸や島とは孤絶して存在し、ニュージーランド独特の動物が生息、発達してきました。
有名なのは、「幻の巨鳥」と呼ばれた「モア」です。モアは、残念ながらすでに絶滅してしまいました。ヨーロッパ人がニュージーランドに入植するはるか以前からこの土地に住んでいた「マオリ族」の祖先は、このモアを食糧としていたといいます。そのため、彼らは、「モアを食べる人たちMoa Eater」と呼ばれていました。彼らは、ニュージーランドに生息するモアをすっかり食べつくしてしまったのです。ニュージーランドには、モアに代わるような大型の食肉用の動物がいなかったことは、モアがこの地で発達してきた理由でもあり、また、彼らを絶滅へと追い込んでしまった理由ともなったといえるかもしれませんね。
現在は、絶滅してしまったモアですが、モアの剥製標本や骨格標本、そのほか卵の化石を以下の博物館でみることはできます:
●オークランド博物館
●ウェリントン博物館
●クライストチャーチ博物館
人間が生きるためとはいえ、ひとつの種を絶滅に追いやってしまうことの意味を改めて考えさせられる思いがします。現在における同様な問題として、捕鯨についても考えさせられます。ちなみにニュージーランドには、鯨が生息し、ホエール・ウォッチングを楽しむことができます。
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